月光ゲーム

月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫)

月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫)

本書は、閉ざされた空間で連続して起こる殺人事件がメインテーマである。第一の死体の傍らにYと記されたダイイングメッセージが残されており、そこから「Yの悲劇'88」というきわめて魅力的な副題が生まれてくる。結末近くには型通り読者への挑戦状が挿入されており、クイーン・タイプの謎解きミステリを愛する読者には(かく言う筆者はもとより)恰好の贈り物といえよう。――鮎川哲也


昨日読んだ『アリス・ミラー城』殺人事件のあと、本棚から手にしたのがこの月光ゲームでした。名前のインスピレーションでしょうか。

大好きな作家の1人です。初読した中学生の時分にはかなり興奮したことを覚えています。ここからクイーンやカーなどの古典を読むきっかけになった思い出深い1冊です。